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仕事

僕は2025年8月25日に不安障害と診断され、会社を休職しました。ここからは、僕がどのようにして休職することになったのか、そして、休職までの流れをお話していきます。

限界のサイン

当時、僕はSIer企業でプロジェクトリーダー(PL)を務めておりました。大規模な案件のPLをやる事になり、成功に導かないといけないという思いがありました。しかし、PLに任命されてからおよそ4ヶ月が経った頃でしょうか。プロジェクトが炎上してしまい度重なる土日出勤、平日は22時23時退勤が当たり前という生活。

一度もミスが許されないプレッシャー、自分の能力の限界を感じる日々、チームメンバーからの非難に対する恐怖。これら全てを僕は一人で背負い込んでしまい、夜は一睡もすることができなくなりました。朝はそのまま6時に起きて準備し、出社する。そんな生活を続けているうちに、自殺が頭をよぎるようになりました。電車へ飛び込む人間の気持ちが痛いほど分かりました。ここから逃げる訳にいかない、電車に飛び込んで〇ねば会社に行かない事を正当化できる。事故に巻き込まれれば会社に行かなくてもいい状態を作れる…。
同時にこの期間に白髪がめっちゃ増えました…。

会社の最寄り駅に着くと、決まって動悸と腹痛が僕を襲うようになっていました。もう、いよいよ限界だ。そう悟り、病院へ行くことを決意したのです。

精神科へ

有給休暇を使い、まずは家から近い精神クリニックへ行くことにしました。Googleで駅の近くのメンタクリニックを適当に検索し、たまたま見つけたクリニックへ向かいました。
受付で診断書を希望するか聞かれたので、「希望します」と答えました。看護師さんには、自分の今の状態を事細かに話しました。すると、「診断書が必要そうですね」と納得していただけました。

その後、精神科医の先生とお話することになり症状を説明すると、先生から「不安障害」であると告げられました。そして、「1ヶ月間の療養を要する」旨の診断書を書いていただいたのです。

ちなみに、この時の精神科医の先生は、驚くほど時代錯誤な考えの持ち主で、「君が不安障害になったのは心が弱いから」「皆そんなの我慢して仕事してる」「今の若い人は弱い」など、精神科医とは思えない昭和節を延々と聞かされ続けましたw
何でこの人精神科医やってるんだ?という疑問を持ちながら受け流しました。真に受けちゃうと本当に泣きそうだったので。あと、僕が通院して1ヶ月後にこのクリニック潰れましたw

あっけない休職手続き

とにかく診断書を貰った僕は、すぐに会社の上司へ連絡を入れました。

「精神科へ行ったところ、不安障害と診断されました。療養が必要と言われました。」

そう伝えると、診断書の写真を送って欲しいと言われました。写真を撮って送ったところ、上司からは「もう休職扱いになるから明日から休んで大丈夫だ」と言われました。

早い…!!!


もっと人事の方と複雑な話し合いがあるのかと思いきや、驚くほど速やかに休職に入ることになったのです。

休職は「欠勤期間」となります。残っている有給を全て使ってから欠勤期間とするか、有給を残して欠勤期間とするか聞かれたので、僕は有給を全て使ってから欠勤期間に入りたいと申し出ました。
この時、もう会社を辞める覚悟は決めていました。
欠勤期間は会社の就業規定によりますが、僕の会社では最大18ヶ月は欠勤可能で、その期間は毎月メンタルクリニックで就労不能の診断が必要となります。

傷病手当金と仕事からの解放

不安障害などの精神疾患で休職に入ると、「傷病手当金」を受け取ることができます。
休職中、メンタルクリニックで傷病手当金の請求書を書いてもらうよう会社から連絡がありました。例えば、9月いっぱい休んだとすると、10月の初めにクリニックで9月分の請求書を書いてもらい、それを会社に郵送します。会社がその請求書を処理し、その請求が認められれば、傷病手当金が入金されるという流れになります。ちなみに、傷病手当金の請求書は一般的に会社指定のフォーマットが有るのでそれは皆様の会社の人事から説明があると思います。
また、傷病手当金の請求書は書いてもらうのに2週間程かかる場合があります。なので、会社指定の請求書について説明されたら、早めにクリニックに持っていき、来月になったら今月分の請求書を書いて欲しいと予め頼んどいた方がいいです。

そんなこんなで休職に入ると、

「もう職場に行かなくて良いんだ。」

という開放感に包まれました。

私の不出来な資料に呆れて激怒してくるお客さんにも会わないで済む。
迷惑をかけたお客さんやメンバーに会わないで済む。
もう他人に迷惑をかける心配もせずに済む。

本当に会社へ行かなければならないという強迫観念が徐々に薄れていくのを感じました。

休職期間中は、当たり前ですが基本的に会社の誰からも連絡は来ません。休職に入ってすぐに、会社から支給されていたスマホやPCなどの貸与物は全て返却することになります。もし連絡があるとしたら、人事の方から私物のスマホ宛に何らかの手続きについての話だけが来ます。つまり、仕事をほぼ辞めた状態になるわけです。

これがどれほど楽なことか、と何も恐怖しない日々の幸せを心底実感しました。もうTeamsの通知音にビビる必要が無いんだ。この喜びは今でも忘れません。

休職期間の葛藤

休職に入って1ヶ月くらい経つと、

「なぜあそこで自分は休職してしまったのだろう」

「もっと頑張れたのではないか」

「自分は弱い人間だ」

などと考え始める時期がありました。

しかし、それは全て結果論に過ぎません!!


休んで少し余裕ができたからこそ思い始めた、空虚な空想です。あの時の自分は間違いなく「限界」だった。その事実だけ、その事実のみが真実だと、自分に言い聞かせました。
結局、僕は2ヶ月ほど休み、退職を申し出て、会社を辞めることになりました。退職手続きも色々と面倒で、「そらモームリとか流行るよな」と心底思いました。

以上が、休職した僕のお話でした。

まとめ:休職の流れ

僕の場合の休職の流れは、ざっくりと以下のようになります。

1.精神科・メンタルクリニックの受診

自分の住んでいる地区のクリニックを探し、有給を使って受診します。

2.診断書の取得と会社への連絡

不安障害や鬱など、「就労不能である」旨の診断を受けたら、診断書を書いてもらいます。

3.休職の開始

帰宅後、電話で会社に就労不能になった旨を伝えます。診断書には初診日からの休職必要期間(例:8/25~9/25)が記載されているため、会社に見せればすぐに休職期間に入らざるを得なくなります。

4.心と体の療養

しっかりと休養を取ります。

5.休職の継続

まだ復帰できなそうであれば、診断書の休職必要期間が切れる前に再度メンタルクリニックへ行き、休職を継続する旨の診断書を書いてもらいます。

6.会社への連絡(休職継続)

再度、会社に診断書の写真を送り、休職継続を申請します。

会社によって休職に入る際の手続きやアンケートなどがあると思いますが、基本的には在宅で私物のPCのExcelやWordで作成できるものが多く、それを会社宛のメールアドレスに送るだけなので、出社しなければいけないようなことはありません。私物の返却も郵送で可能な場合が多いです。

最後に

病院へ行くことを決意するまでに、休職という選択肢が既にありました。しかし、この「休職」という決心に至るまで葛藤がありました。
自分が休めばプロジェクトは上手くいかないのではないか、チームの皆に迷惑をかけるのではないか、弱い奴だと悪口を言われるのではないか……。そうしたプライドや心配が邪魔をしていました。

ですが、正直に申し上げます。

他人がどう思おうと、微塵も関係ねェ!!!

他人は、あなたの人生について責任を一切取ってくれません。あなた自身しか、あなたの命を守ることはできないです。
何を言われようが、あなたが苦しみから解放されることだけを考えてください。他人の仕事が増えるとか、悪口を言われるとか、あなたの人生にとって一切どうでもいいことです!

プライドなんて捨ててください。

今、休まないと確実に命が尽きてしまいます。「精神論」なんて、頭から消し去ってください。
この記事を読んでくださっている方の中にはきっと限界な人が多いでしょう。その「限界」という事実を受け入れて、プライドなんか捨てて、すぐに弱音を吐いて吐いて吐きまくって、休職してください。沢山泣いてください。

あなたが居なくても、会社は回るんです。
そう出来ています。
僕の時もそうでした。全て無意味な心配でした。
どうか、無理しないでください。

僕のこの経験が、誰かの中の「限界」を見極める一助となれば幸いです。

以上、私の休職話でした。ありがとうございました。

最後にもう一度、どうか、無理しないで下さい。
お願いします。

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