株価95%下落の衝撃…出前館・BASEなど「元スター株」の悲惨な現在

投資
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こんにちは、FIREロジーです。
投資をしていると、SNSやニュースで「この株はこれから10倍になる!(テンバガー)」といった威勢のいい言葉をよく目にしますよね。
確かに、短期間で株価が爆上がりする銘柄に乗れれば、資産を一気に増やすことができます。
しかし、「山高ければ谷深し」という格言がある通り、急騰した株のその後の末路は、時に目を覆いたくなるほど残酷です。
今回は、かつて投資家たちを熱狂させ、そして今は静かに(あるいは激しく)株価を下げ続けている4つの銘柄をご紹介します。彼らの「栄枯盛衰」のチャートは、私たちに投資の恐ろしさと重要すぎる教訓を教えてくれます。

出前館 (2484)

まず紹介するのは、ダウンタウンの浜田さんのCMでもおなじみ「出前館」です。コロナバブルの象徴であり、国民的フードデリバリーですね。

株価最高値:4,200円

株価現在:140円

【全盛期】

2020年、コロナ禍によるロックダウンや外出自粛で「フードデリバリー」の需要が爆発。出前館はその中心銘柄として期待を一身に背負い、株価は一時4,000円台(分割調整後)まで垂直上昇しました。

【なぜ暴落したのか?】

理由はシンプルで「特需の終了」と「赤字の垂れ流し」です。 コロナが収束して人々が外食に戻る中、Uber Eatsとのシェア争いで莫大な広告宣伝費を使い続け、巨額の赤字を計上。期待だけで買われていた株価は、現実に引き戻されるように下落し、現在は100円台を推移しています。ピーク時の約20分の1以下です。

BASE (4477)

次は、誰でも簡単にネットショップが開設できる「BASE」です。

株価最高値:3,448円

株価現在:335円

【全盛期】

こちらもコロナ禍の「巣ごもり需要」で大ブレイク。実店舗が営業できない中、多くの人がBASEでショップを開きました。その成長性への期待から、株価は短期間で10倍以上(テンバガー)を達成。マザーズ市場(当時)の主役となりました。

【なぜ暴落したのか?】

「成長鈍化」と「適正価格への回帰」です。
経済活動の再開とともに爆発的な成長ペースが落ち着くと、「さすがに今の株価は高すぎる(割高すぎる)」と投資家が冷静になりました。一度売りが始まると止まらず、最高値から株価は90%以上も下落。現在は200〜300円台で低迷しています。

ペッパーフードサービス (3053)

3つ目は、飲食業界から「いきなり!ステーキ」を運営するペッパーフードサービスです。「いきなり」上がって「いきなり」落ちたステーキですw

株価最高値:8,230円

株価現在:173円

【全盛期】

2017年頃、「立ち食いステーキ」という新スタイルが大ヒット。街中のいたるところに行列ができ、飛ぶ鳥を落とす勢いで出店ラッシュをかけました。株価は8,000円台まで駆け上がりました。

【なぜ暴落したのか?】

「共食い(カニバリズム)」が原因です。
あまりにも近くに店舗を作りすぎたため、自社のお客さんを奪い合う状態に。さらに「飽き」や「値上げ」も重なり客足が遠のきました。大量閉店を余儀なくされ、現在の株価は100円台。まさにジェットコースターのようなチャートです。

アンジェス (4563)

最後は、大阪大学発のバイオベンチャー、「アンジェス」です。

株価最高値:2,492円

株価現在:60円

【全盛期】

2020年、「国産の新型コロナワクチンを開発する」と発表し、日本中の期待を集めました。国からの補助金も入り、「これで日本も救われる!」という期待感だけで株価は2,500円近くまで暴騰しました。

【なぜ暴落したのか?】

結論、「ワクチンは完成しなかった」からです。
開発の中止が発表された後も、研究費を賄うために「新株予約権」を大量に発行(株を刷って売る行為)し続けました。株数が増えれば1株の価値は薄まります。結果、現在の株価は60円前後。夢に賭けた代償はあまりにも大きなものでした。

これら4つの銘柄から学べる「教訓」

彼らのチャートは決して他人事ではありません。ここから学べる教訓は以下の3つです。

① 「流行り」で買うのはギャンブルである

コロナやタピオカ、AIなど、その時々の「テーマ」に乗れば短期的には勝てるかもしれません。しかし、ブームが去った後の引き際は非常に難しく、逃げ遅れると資産が10分の1になるリスクがあります。

② 「期待」と「実績」のギャップを見極める

特にBASEやアンジェスのように、「将来すごいことになるかも」という期待(PERが高い状態)だけで上がっている株は、成長ストーリーが崩れた瞬間に暴落します。実態(利益)が伴っているかを確認することが大切です。

③ やっぱり「インデックス投資」は強い

こうして見ると、S&P500(VOO)やオルカンのようなインデックス投資の偉大さがわかります。
個別株のような「1年で10倍」という派手さはありませんが、「数年後に紙切れ同然になる」というリスクも極めて低いからです。

まとめ

個別株投資、特に急成長している銘柄への投資は夢がありますが、その裏には「地獄への落とし穴」も口を開けて待っています。
もし、あなたが今、「この株は絶対に上がる!」と熱狂している銘柄があるなら、一度冷静になってこれらの銘柄を思い出してみてください。
「石橋を叩いて渡る」慎重さが、長く市場で生き残るための最大の武器なのかもしれません。

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